稲田大学 体温・体液研究室

ヒトの温度と水に関わる問題を解決する

Waseda University Body temperature and Fluid laboratory

2021/5/14 Journal Club

5月14日のJournal ClubはM2唐木が担当しました。

Christopher J. Gordon, Cenk Aydin, Elizabeth A. Repasky, Kathleen M. Kokolus, Geoffrey Dheyongera, Andrew F.M. Johnstone “Behaviorally mediated, warm adaptation: A physiological strategy when mice behaviorally thermoregulate” Journal of Thermal Biology 44 (2014) 41–46

マウスの熱的快適性ゾーン及びその指標の特定を目的として、自作の行動装置を用いて長期的な体温調節行動によるマウスの臓器や尾部などの成長・発達を検討した論文です。変温層で飼育したBALB/c雄マウスの肝臓・心臓・肺・心臓の重量が、標準環境および等温層で飼育したマウスよりも減少していた点が興味深かったです。変温層でのコア温測定, 他系統や雌雄間での検討が求められます。